ピンポン球を白い紙で包み壁一面に展示した立体アート作品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「包む感覚をつつむ」
2017

友人の親戚の赤ちゃんが生まれ、
会いに行きました。

抱き上げると柔らかで、あたたかで、
この感覚こそが「つつむ」
なのかもしれないと感じました。​​​​​​

この経験から、
「包む感覚をつつむ」をテーマに、
インスタレーション作品を制作しました。

「つつむ」感覚を
ピンポン球の軽やかさ、儚さ、軌道、
ラケットで思い切り打たれても
壊れない力強さと重ね、
ピンポン球を白い紙で包むことで
表現しました。

「つつむ」とは
全てを包みきらなくても
包むと言えるかもしれません。

「つつむ感覚」を大切にしながら、
頭の中でピンポン球の軌道を描き
制作しました。

制作当時、大学の廊下で作業していると
「鳩みたいだね」とか、
「美術館のようだ」といった
色々な声が聞こえてきたのを覚えています。

それぞれの感じ方で
様々な捉え方をしてもらえたことが
とても嬉しかったです。