阿佐ヶ谷ジャズストリート2017 Tシャツデザイン

「阿佐ヶ谷ジャズストリート
2017Tシャツデザイン」
2017

1995年から阿佐ヶ谷で
毎年行われている伝統あるジャズのお祭り、
「阿佐ヶ谷ジャズストリート」の
2017年度のTシャツデザインをしました。

黒字のTシャツに白、オレンジの二色で
印刷するという条件のもと、
ジャズの楽しさやエネルギーが伝わるような、
目に楽しいデザインを目指しました。

これまでの歴代のTシャツは
楽器をモチーフにした、
シックでかっこいい印象の
作品が多かったことから、
2017年度は歌やダンスを
モチーフにデザインを考えました。

 

表面

表面のデザインは、「聖者の行進」を
ルイアームストロングと女性が
楽しそうに歌うラストシーンを
中心にデザインを考えました。

「JAZZ」のフォントを
ピアノの鍵盤にしたり、
「ASAGAYA」のフォントで
跳ねるような動きを表現したり、
歌っている二人と「2017」を
合体させてみたりと、
フォントにもこだわって制作しました。

 

裏面

裏面のデザインは、ジャズの音楽の力が
阿佐ヶ谷と人々を結ぶようなイメージで
制作しました。

 

未公開Tシャツデザイン案4案

実際に採用されたデザイン以外にも
デザイン案を4案考えていました。

こちらは、未公開のデザイン案です。

 

A案

表面のデザインは、
実際に採用されたデザインです。

プレゼンの段階では、
裏面は歌う二人の顔とフォントを
組み合わせたデザインでした。

 

B案

「伝統」というキーワードから、
「蓄音器」をイメージしました。

蓄音器にはロマンチックで
古き良き素敵な印象があったので、
蓄音器から流れ出すジャズの音色を
手書きの文字で力強く表現しました。

 

C案

制作当時は映画ラ・ラ・ランドが
公開された年でもありました。

ジャズの音楽に合わせて
踊っている動画を研究し、
ダンスをモチーフに
デザインを考えました。

こちらのデザインは、全体的に
軽快なイメージにしたかったので、
B案のようながっしりとした
フォントではなく、
華奢なフォントを制作しました。

 

D案

表面のデザインは、
実際に採用されたデザインです。

プレゼンの段階では、
裏面は踊る二人を除いた
デザインでした。

制作当時は、A案とD案が
セットで採用されるとは
思っていなかったので、
結果を聞いた時はとても新鮮でした。